今回は息子が経験した扁桃腺摘出・アデノイド除去手術の入院した経験を手術に至るまでの経緯と入院中、その後の経過をお伝えしようと思います。
扁桃摘出・アデノイド除去手術に至った経緯
幼児期
息子は3歳児検診のときに、いびきや短いですか若干の無呼吸があり一度診察を受けに行ったことがあります。
その際、お医者さんから言われたのは、
扁桃腺も大きいけど、アデノイドが本当に大きい。ただこれは成長するにつれて無くなっていくことがほとんどだから今困ってないのなら経過観察にしておきましょう。
とのことでした。
確かに、食欲もあり、元気もある。これといって熱が出やすいとか高熱になりやすいというわけでもなかったのでお医者さまの言うように様子をみることにしました。
小学校入学前
小学校入学検診で、久しぶりに指摘されました。
息子は、本当に嘔吐しやすく、調子が悪いと胃腸風邪とか関係なく、全部嘔吐となってあらわれていました。
アレルギー体質でもあるので、花粉の時期は鼻水をかむのですがあまりしっかりかめていないようすで、ひどいときは頭痛もあり、また嘔吐。
そのような内容を検診時に相談しました。
お医者さんは、
扁桃腺が大きいので、これを鼻水やたんが刺激して嘔吐してるのかもとのこと。
一度、耳鼻咽喉科と嘔吐がメンタルからくるものかもしれないので大きな総合病院に相談に行くように言われ予約。
ちょうど頭痛が出ていた日が耳鼻咽喉科の予約日だったため、急遽MRIをとることに。
結果・・
アデノイドが大きすぎて、鼻の奥の空洞に鼻水がパンパンに詰まってますとのことでした。
そのせいで頭痛や嘔吐を繰り返していたと・・早く気づけなくてごめんね・・。
とりあえずは薬でその症状は抑えましたが、手術はこのときまだ親子ともにびびってできませんでした。
1年前(小学校入学から3年)
このときは、鼻水が出はじめたら早めに近所の耳鼻咽喉科に行って薬で対処していました。
このころ、前歯が大人の歯に生え変わったことから歯列矯正に通おうと決意。
相談に行くことに!!
そこで今の歯や顎のレントゲンを撮り、矯正歯科の先生に説明を受けました。
息子は基本ずっと口呼吸。ずっと口が開いてるタイプの子ども。
正直よくいるのでそこまで気にしていませんでしたが、そこを指摘されました。
アデノイド顔貌の特徴の顔になりかけていると。
当時の息子の鼻と顎の様子なのですが、アデノイドがおおきすぎるがゆえに口呼吸。口呼吸で生活すると顔の筋肉がゆるみ、次第に骨格事かえてしまうのだと・・こわっ!!
みんな似たような顔になるそうです。
気になる方は”アデノイド顔貌”と調べてください。芸能人がたくさん出てきます。確かにみんな同じような特徴があり驚きました。
先生からの説明の際にも写真をいくつか見せられ、息子と比べたときに・・これはまずいと思いました。
矯正歯科の先生には、
この口呼吸を直さないと歯並びを良くしたところで結局装置が外れたらまた癖で歯並びが元通りになってしまう。
男性の骨の一番の成長期は10~15歳。しかも生活次第でかなり変わる。
これをきっかけに先にアデノイドを除去してみたらどうですか?
はいっ即決意!!
そこから急いで3年前にお世話になった手術のできる耳鼻咽喉科にいきました。
手術予約、入院・手術・術後~退院まで
即決意してからの行動は猛スピード(笑)
術後じゃないと歯列矯正も取り掛かれないし、12歳臼歯が生えてきたら値段が高くなってしまう・・骨格も早いうちの方もとにもどりやすいし、成長期を1mmを逃したくないという思いでした。
診察・手術予約
アデノイド除去をお願いしましたが、扁桃腺ももともと他人よりはだいぶ大きめ、どっちかやるならどっちも手術したほうがいいとのお医者さんのお言葉でどちらも取ることに。
久々にしっかりみるアデノイドは、鼻の穴をほぼ埋めてしまい噛んでつぶしたストローくらいにしかすきまがありませんでした。
よくある手術のため、1日行っただけであっというまに手術日、入院予定日も決まりました。
ただ全身麻酔があるので、説明に万が一な項目があり・・躊躇しかけたことを今でも鮮明に覚えています。
入院・手術
前日入院。
息子は初めての入院経験になぜかわくわく、でも点滴をつけられチーーーーン・・・・・・・
わくわくは一瞬であっというまにおとなしくなりました。
しかも夏休み中を選んだことで、真っ黒に焼けた彼の腕、しかも術後は好きなものが食べられないと聞き爆食、若干ぽっちゃりに・・。
点滴着けてきます、長くても20分くらいで病室に戻ってきます。と看護師さん言われていたのに1時間もどってこず・・看護師さんに聞いても今処置してますと・・
1時間半後・・・6か所刺された息子が無事帰還。耳鼻咽喉科の先生が4度チャレンジしてもできず、小児科の先生を呼び2度目で成功したそうです。
次回夏に手術予定のときはなるべく肌は焼かずに、太らずにしておこうと思いました。
手術当日。手術室には歩いていき、あっというまに麻酔で寝かされ、あとは親ができることは手術の無事を祈るのみ!!
手術から無事帰還。麻酔は軽く冷めていて、変顔を決めてくれました。
術後から退院まで
ただ麻酔が切れてからはイタイ・・イタイ・・・イタイ・・つばも飲み込めない。
ずっとティッシュに吐き出してました。
たまたまBOXティッシュは多めに持ってくといい!!と書いてあった体験記を見ていたので、3箱ビニールタイプのボックスティッシュを持っていきましたが一瞬で終わり、追加で家族に5箱持ってきてもらいました。
歯ブラシもすぐできないので唾液もねばつき、吐き出す用の容器をもらえても口の周りをよく吹くことになります。基本よだれが垂れちゃうので多量消費してしまいます。
全身麻酔の副作用で吐き気もひどかったので余計に使ったのかも。
そこからは、少しづつ回復。
のどの痛みで痛み止めシロップが飲めず食事がとれなかったので点滴生活は続き順調とはいきませんでしたが、そこそこ回復、食事もゼリーやプリンなら取れるように。
手術した箇所も綺麗とのこと。予定通り退院できることとなりました。
術後の腫れがひいたころ、鼻が通るという感覚に感動していたことは今でも鮮明に覚えています。
1年経過してみて 《手術前・手術後 実際の写真あり》
驚くことに、いやっ私が知らないだけなのか・・経過を見るような診察は1回のみ。
退院後からその診察までは大人しく過ごすこと、すっぱい辛いなどの刺激のある食べ物、硬い食べ物、脂っこい食べ物は避けるように言われました。
本人の様子は、それまでの癖で口呼吸する場面もありましたが少し意識させると口呼吸はなくなり、テレビに熱中しているときでも鼻呼吸ができるようになりました。
手術前
食べてるとこで申し訳ないですが、前から見てまん丸に見えている鼻の穴。このころ、気づくとよだれ垂れてました。
食べる時も、口を開けたままもぐもぐ、注意してもすぐ口が開く・・そりゃ閉めれるわけがない・・。
全部今思えばなんですけどね。
手術1年後
こちらも明らかにかき氷で浮かれてる写真で失礼します(笑)
でも比べてください。どちらも真正面から撮ってる写真ですが、あきらかに鼻の穴が隠れてきてる。鼻筋が成長してくれてます!!
あごのたるんだとこもだいぶ平らになりました。
食べ物を食べる時にこぼす機会がぐんと減りました。
1年前がんばったかいあったね!!
御覧の通り、歯列矯正も順調につけることができました。
最後に ~手術して良かった点~
うちの息子的には、手術して本当に良かったと思います。
子どもなので全身麻酔が絶対だし、万が一の話をされると動揺もしましたが、結果的にいろんなことが好転しました。
頭痛の軽減や嘔吐は前は月に2回くらいあったのが、今は年に2回ほどに。
これは本当に嬉しい変化です。
今回は息子のことでしたが、大人の方でも表情は変わってくるそうです。
耳鼻咽喉科の先生いわく、アデノイドはほとんどの方が大人になると小さくなるとのことですがあまり改善が見られない場合はいま一度診察に行かれるのをオススメします。
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